〖 変わる日本の美容整形 〗女性たちの意識を変えたものとは?


日本の美容整形に対する敷居や考え方が、最近ではとても低くなってきたそうです。

一昔前であれば、「親からもらった大切な体に傷をつけて・・・」みたいなタブー感や嫌悪感とでも言うべきリアクションがあったもの。

ところが近頃では、「プチ整形」といった手軽な感覚で美容整形を施す人が増えてきたこともあり、そういったアンチ美容整形感も薄れているようです。

現代日本の美容整形事情についてのレポートをお届けします。

アイドルの容姿今昔

美容整形から少し外れますが、小泉今日子さんや中森明菜さんらがアイドルとして活躍していた頃は、「アイドル」の地位は今よりずっと絶対的で遠い存在だったはずであり、今のように「もしかしたら自分もなれるかも」と思えるほど手軽なものではなかったようです。


そういった一昔前の鉄壁アイドルたちとは違い、今日のアイドルたちはより「自分たちに身近な存在」として活躍するようになりました。

「元の作りが決定的に違う」とか「生まれつきこの外見であれば、一般人がちょっといじったくらいでは適わない」といった容姿のアイドルは少なくなり(昔はそういう高水準の選ばれた人が多くテレビに出ていたのだと思います)、今の日本のアイドルたちは手が届きそうな手軽さで若年層には受け入れられているようです。


「会いに行けるアイドル」などもはや珍しいものでもなく、外見レベルも「クラスや学年で一番かわいい子」くらいの人たちも多い感じです。

同じ芸能人でも女優の綾瀬はるかさんや有村架純さん・中条あやみさんなどは一般人が太刀打ちできるレベルではないため論外ですが、グループアイドル等であれば、そのうちの誰かは「手が届く」レベルの容姿をしているものです。

そういった「ちょっとかわいい」くらいのアイドルたちが活躍する姿を目にしていると、若い女の子の中には「自分も少し頑張ればそうなれるかも」といった感覚も湧いて来るものかと思われます。


「かわいい」と目立ちます。得をします(優先順位が高まったり、お金を稼げたり)。

そして何と言っても「かわいいは正義」という風潮があります。

外見偏差値の高低が人生にもたらすもの

容姿の美しさは、絶対的な有利をもたらします。

大人になるにつれ(大人になっても)、そして日々の生活の中で、美しい容姿が持つ影響力の強さは至るところで実感させられるものです。


女性であれば、特にそういう場面や感覚を、日常の中で多く体験することになります。


漫画やアニメのヒロインたちは大体が優れた容姿をしており、たとえ突出した「美」の持ち主として描かれていなかったとしても、大抵は並み以上の顔面をしています(しかもたとえ背が低かったとしても、胸の大小に関わらずスタイルは軒並み良い)。

メディアやコンテンツの中で「かわいい=良」という意識や感覚が蔓延し、しかも小さい頃からそういった土壌で育っていくと、自分の容姿を自分の納得のいくものにしたいという気持ちが培われていくのはある程度想像がつくことです。


「かわいい」を手に入れたいけれども実情はそうではない場合、メイクや髪形・服装を変えることによってそれが得られる人もいるでしょうが、土台をカスタマイズする必要がある(と考える)人もいることでしょう。


その後者の人たちが美容整形を利用するのでしょうが、その母体が増えれば増えるほど美容整形に対するタブー感は薄れ、「私もやっている」と共感や情報共有のネットワークが広がり、敷居はどんどん低くなっていくものだと思われます。

美容整形を公表する若い女性たち

日本美容外科学会が行った調査によると、2017年の施術件数は190万件にも達したそうで、これは世界第3位という結果なのだそうです。

参考  NIKKEI STYLE 日本は世界3位の「整形」大国?部位は顔に集中

▷ https://style.nikkei.com/article/DGXMZO34722620Z20C18A8EAC000/

かなり多いなと感じますが、この中には一般の人だけではなく、タレントとして芸能活動をしている人なども含まれていることでしょう。

美容整形に関心を持つ女性(男性でも)であればご存知の方も多いことと思いますが、芸能人の有村藍里さん(有村架純さんのお姉さん)やアイドルの轟ちゃんなど、「整形しました」とカミングアウトする有名人が増えています。


彼女たちに限らず、術前・術後の顔面状況をブログやYouTubeなどのネットで公開する人もいるようで、「実際にやっている人がいる」「情報を得られる」などの大きな反響があるようです。


10~20年位前の日本であれば、美容整形はまだまだ「隠れてするもの」という意識が浸透しており、「ナチュラルボーンの美しさではない」「加工して偽りの美を得ている」的なイメージが大きかったと思います。

おそらくこれは、「加工美」=よくないもの/「自然美」=よいものという単純明快な対立図式が一般的で、なおかつ「自然美」は「加工美」を圧倒しているという認識が強かった結果だったと考えられます。


ですが「整形していても自分が納得できる容姿でいたい」と言い切る勇気を持って自分を発信する彼女たちの姿に励まされる女性たちは多いようで、整形に対する世間のイメージも和らぎを見せているよう。

施術後の自分も自分であることに変わりはないという意思表示は、美容整形を希望しながらも迷いを感じている女性たち・施術したことに大なり小なりの罪悪感を感じている女性たちへのエールにもなっているのではないでしょうか。


また、昔とは違い美容整形の技術や安全性の向上も、美容整形に対するマイナスイメージを小さくするのに一役買っているようです。

ただし、いくら医療が進歩したからと言って、安全だと言い切れるものではありません。


テレビ番組で見たのですが、ある医師は「美容整形は怪我をするようなものだ」と言っていました(骨を削ったりして顔の形を変えることは骨折するようなものだという解説でした)。

そして整形手術経験者で美容整形の口コミサイトを運営する川井優恵乃さんは、とある番組の中で「美容整形は最終手段」だと言っていました。


以前に比べ安全性が向上しているとしても、施術をしてからのリスクをしっかりと考えた上で臨まなければならないものだということでした。

下でご紹介するサイトは、複数回の整形手術経験者である川井優恵乃さんによるリアルな口コミやレポートを確認できるページです。美容整形について悩みを持っている方のサポートになるかと思います。👇

▷ 美容医療・整形の口コミ・体験談や悩みをシェアするSNSメイリー[Meily]

そういったリスク面での情報発信もされているでしょうから(轟ちゃんも自身の整形の失敗例についてちゃんとネットにアップしていました)、色んな情報を踏まえた上で取捨選択していく必要があるかと思いますが、それでも美しさを求める気持ちは今後も高まっていくと思います。

人生100年時代の自分と向き合う

話は変わりますが、縄文・旧石器時代にかけての日本人の平均寿命は、15歳前後でした。平安時代でも30歳、江戸時代にようやく30~40代まで生きられるようになり、昭和初期(昭和10年頃)でも48歳です。

平均寿命が50歳を超え出したのは、第二次世界大戦後の1950年前後以降に入ってからのこと。

参考 日本人の平均寿命はこうして移り変わった!~日本の長寿祝いの歴史~

▷ https://shinbun20.com/oiwai/chojyu/jyumyou/

「日本人の平均寿命が長い」のはよく知られていることですが、それはごく最近になってのことです。

日本初の「人生100年時代」を迎えるにあたって、当然ながら自分と付き合う時間は格段に長くなりました。


ちょっと大げさな言い方かもしれませんが、100年もの長い時間を気に入らない自分(の外見)で過ごし続けることは、かなりしんどいことでしょう。

整形にチャレンジする女性たちが「人生100年時代」を念頭にしているわけではないと思いますが、「納得できる自分で人生を過ごしたい」との想いがあることは確かだと思います。


また、整形をする女性の多くが、モテることよりも自己満足度を上げたいという理由を挙げているらしいのですが、このことからもQOL(クオリティ・オブ・ライフ:心身を含めた生活全体の豊かさや満足度を表す指標のこと)における外見の割合の高さを物語っているのではないかと思います。


美の文化的基準は時代によって変われど、美を求める気持ちそのものは変わらないのだと思います。

美しさを得ることによって自分を好きになりたい・肯定したいという前向きな気持ちが、女性(男性も)の生き方を明るくするのであれば、この先はもっと、美容整形に対する見方が変わってくるのでしょう。


枯山水などの日本庭園の加工美が芸術として認められてきた歴史があるように、美容整形の社会的ニーズや認識も、この先もっとフラットなものになるのではないかなあと思います。

▼ エルセーヌの「やせる体験」レポートはこちら!


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