泣いてしまう本

こんにちは。「あひる シンプルライフ」管理人で、図書館司書のkorino です。

図書館、本屋さん、電車の中。

人目がある場所で読むのがちょっと危険な、思わず「泣いてしまう本」をご紹介します。

菊田まりこ「いつでも会える」

イラストも色使いもとてもシンプルで、一見かわいらしい絵本。

ですが本屋さんなどでうっかり立ち読みしてしまったら、 急いでトイレに駆け込まなくてはならなくなるかもしれません。

黄色と白色の穏やかな色使い、かわいいイラストに騙されて読み進めると、「いつでも会える」って、そういう意味だったのか!とやられてしまいます。

この絵本には、大切な人を失った心の有様が、飼い犬のシロの目線を通して描かれています。

大好きなミキちゃんとずっと一緒にいたい、きっとずっと一緒にいられる、そう思っていたのに、でも・・・。

どんな生き物にも時間は有限で、明日が普通にやって来る保証など、実はどこにもありません。

生きているということは、本当は「可能性の低い奇跡の連続」なのでしょう。

だからこそ、大切な人と過ごせる奇跡の今が貴重なものとして輝くのだと思います。

シロと飼い主のミキちゃんの、お互いをとても大切に想う気持ちに、心が動かされます。

ボローニャ国際児童図書展児童賞・特別賞受賞作品。

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益田ミリ「すーちゃん」シリーズ

2006年~2012年の間に計4冊が出版されている大人気コミックのシリーズ。

自分の可能性や生き方を模索しながら、迷ったり悩んだりして 日々をコツコツ積み重ねていく登場人物たちの姿に深く共感させられます。

毎日の営みの中で繰り返される小さな努力や決心、挫折。

小さな優越感や劣等感、それを感じる情けない自分と向き合うこと、新しい一歩を踏み出す勇気を持てた自分を誇らしく思うこと。

そんな、些細だけれど一生懸命に日々と自分を積み重ねていく彼女たちの姿は、まるで自分自身であるかのように感じられます。

何が自分にとっての正解で、自分のための幸せとは何なのか。

大人になったからと言って、それが自動的にわかるわけではありません。

すーちゃんたちを通して、そんな果てしない問いと戸惑いの姿を自分に重ね合わせる人も多いのではないでしょうか。

20~40代の女性たちから強く支持されるこの「すーちゃんシリーズ」は、2013年には映像化もされています(主演は、柴咲コウさん)。

原作よりだいぶ美人になったすーちゃんを映像で見つつ、本のすーちゃんを見て安心する、というのも楽しみ方のひとつです。

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