元気な気持ちになれる本

こんにちは。「あひる シンプルライフ」管理人で、図書館司書のkorino です。

クスッとした笑い、大爆笑、笑いを誘ってくれる「元気な気持ちになれる本」をご紹介します。

泉麻人「地下鉄の友」

今の地下鉄では味わえない、少し昔の地下鉄観察コラム集。

蛭子能収さんの脱力イラストが、リアルなおかしさともの悲しさを添えています。

泉さんのコラムはどれも独特の観察眼で日常や対象が鋭いエッジで切り取られており、「よくぞこの感覚や情景を言語化してくれた」と唸らされます。

実は結構あるあるだけど、大したことがなさ過ぎてスルーしてしまう出来事が、細かく乾いた視点で密かな笑いと共に綴られています。

ごく稀にしか居ない電車の中の変な人、気持ちはわかるんだけどちょっとおかしな行為、よく目にするけれど周りは誰も気が付いていないんじゃないかという光景・・・。

そんな「昔ってこんなことが通用していたんだ」「今でもこういう人、いる!」という地下鉄あるあるが、鋭く面白く描かれています。

実は泉さんは、名エッセイスト酒井順子さんを発掘した人。

「負け犬の遠吠え」で有名な酒井さんは、高校生の頃に人気雑誌「オリーブ」への投稿がきっかけで商業誌に文章を書くことになり、泉さんが連載していた大学生事情の今時コラムの女子高生バージョンを書いたりしていました。

泉さんも酒井さんも、共に細か過ぎるほどの観察力と文章力とで対象の本質を丸裸にしてしまう稀有な作家です。

そんな泉さんの「今日も今から仕事(学校)かあ~」という朝の気だるい気分を明るくしてくれる、通勤・通学の電車の中で気軽に読める一冊。

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さくらももこ「もものかんづめシリーズ」

さくらももこさんのエッセイはどれも読みやすくて心のコリをほぐしてくれますが、お勧めは初期のエッセイ三部作「もものかんづめ」「さるのこしかけ」「たいのおかしら」。

日常を笑いの視点で切り取ったこれらのエッセイは、さくらさんにしかない独自の感覚と読ませるセンスの凝縮された、さくらさんの魅力全開の作品です。

このエッセイでは、学生時代に教員から「現代の清少納言」と評された才能が如何なく発揮されています。

健康食品店という今でも少々ニッチな場所での不穏なアルバイトや、かなり怪しげな便利グッズ購入の話、銭湯で起きた怪事件・・・。

さくらさんにしかない面白いものを引き寄せるセンサーによって起こった(としか思えない)珍事件の数々は、これまたさくらさん独自の卓越した文章力で、読者にこれでもかと笑撃を与えてくれます。

「現代の清少納言」は、伊達(ダテ)じゃない!

さくらさんのエッセイが読める時代に生まれて来られてよかったなあと、つくづく思います。

丸くてゆるくて、なのに独特の魅力と懐かしさを感じさせる「ちびまる子ちゃん」でおなじみのイラストとともに、文章の爆笑世界を楽しめるシリーズです。

電車の中や静かな待合室などで読むのは、かなり注意が必要です(面白過ぎるので)。

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